現代社会の存立は、インターネットにより相互接続された膨大な分散情報に依存しています。社会の健全な発展のためには、正確な情報を迅速に伝達する技術や膨大な情報の中から必要時に必要な情報を高速に検索する技術の確立とその継続的な見直しが必須です。そのために、データベース、情報検索、プライバシ保護、Web情報システム、データマイニングなどの基礎研究を推進するとともに、データ市場、科学データベース、学術データの利活用、地理・空間情報システムなど社会との適応性が高い情報システムを構築するための応用研究を各分野の専門家との協働も交えて推進します。

1. データ市場
   • パーソナルデータ活用とプライバシ保護の両立
   • データの価値査定
2. Web 情報システム
   • 歴史関連知識の抽出と推薦
   • 文書アーカイブに対するQAシステム
   • 文書アーカイブに対する探索モデル
   • 推薦システム
   • 電子図書館
3. 情報の有用性，正確性
   • データクリーニング
4. 科学･学術データベース
   • 地球環境情報統融合プロジェクトDIAS
   • 科学メタデータ管理
   • 論文サーベイ支援
5. 地理・空間情報システム

• 歴史関連知識の抽出と推薦
• 文書アーカイブに対するQAシステム
• 文書アーカイブに対する探索モデル
• 合流による利益を考慮した集合経路最適化
• 歩行促進 歩行者ナビゲーションシステム： 小型センサを用いた常時生体計測データを解析し，健康管理，経路推薦などを行う．
• 「縁」の発見を用いた画像の整合性分析
• 時系列データを用いたWebグラフマイニング
• Kikori: 関係データベースを用いたXML情報検索システム
• XRel：関係データベースを用いたXML文書の格納と検索
• XICS: 内容および構造検索のためのXML索引
• 文書スキーマを利用したXMLファイル編成法
• RELAX NGに適合するXML文書の関係データベーススキーマへの写像
• エンティティ検索支援のための知識ベースを用いたWeb ページ分類
• クラウドデータベースにおける利用者情報の漏洩防止に関する研究
• Wikipediaを用いた事象の日付情報の推定
• 集合知を用いたマルチメディアコンテンツ分析